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オードリーの貧血 : 8回目の輸血 [病気]

今週の月曜日、3連休の最終日に山から降りて来ました。

翌日がオードリーの大学病院受診だったのですが、今回はPCV15%切ったかも・・・みたいな状況だったため恐らく輸血になるだろうし、そうなると日帰りはきついし、ギュスの脚のことで世田谷のかかりつけ病院も受診したかったので、しばらく東京の家に滞在するつもりでした。

連休最終日の渋滞にハマるのは辛いので、昼前に上野原を通過したかったのですが・・・

例のごとく、大荷物をまとめ、大掃除をして、結局出発が11時半過ぎ。どっぷり渋滞にはまりました。orz 談合坂で途中休憩すればよかったのだけど、暑い時間帯だったし、そのまま渋滞に突入。夕方4時前に小山田緑地まで来て休憩するまでず~っと車に揺られていたオードリー、かなり疲れたんじゃないかな~ゴメンね。

「久しぶりの大渋滞だったわね!」
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留守中、外壁との隙間からサンルームに雨が吹き込んだみたいで、フロアにうっすら水の溜まった跡(水は乾いていましたが...)があって、黒かびっぽい変色が!ワンsのトイレスペースとして使用しているため、荷物を運び込んだ後、犬を収納する前にひと掃除。

この日はすっごく蒸し暑くて、ただでさえ山との陽気のギャップで息絶えだえのギュス、小一時間外に放置されていたため収納後もしばらくヘロヘロでしたが、オードリーはわりと元気でした。

が、11時過ぎに寝室に上がって間もなくパンティングが始まり(久々!)、3時間くらい身体を起こしてハァハァやってました。エアコン入れて室温24~5度にしていたので暑くはなかったはずだけど、やっぱり長旅で消耗して調子を崩したのかな?

      ******

9月18日火曜日、この日もけっこう蒸し暑かったです。 

輸血を見越して10時の予約でしたが、山から持ち帰った洗濯をしたり、万一輸血が無かった場合のためにオードリーの“お弁当”を詰めたり、なんだか時間が押して、5分ほど遅刻してしまいました。

結構混んでいて、予備問診に呼ばれたのは10時半くらいだったかな。

12日の夕方、突然ゲホゲホ咳き込み始めて2時間ほど続いたこと、咳が気管支系のものなのか、空腹時に胃液がこみ上げてきてゲボゲボいっていたのか微妙だったけれど、乳酸飲料を薄めて与えたら落ち着いたことから、たぶん胃の方ではないかと推測した旨を報告。

4月にプログラフを中止するきっかけとなった嘔吐の前に似たような感じで咳込んでいたことを話すと、研修医、「う~ん、もしかすると薬の影響で胃がムカムカしてるのかもしれませんね~」と。

でも咳き込んだのはその時だけで、以来特に変わった様子は無く、ただ、その日を境に、全般的に若干元気が無くなっているようなのと、また“お漏らし”が始まったので、PCVがだいぶ落ちてきているように思うとも伝えました。

かな~り嫌がるオードリーを研修医に預け退室。

待つこと15分ほどで採血を終えたオードリーが戻ってきて、さらに1時間ほど結果待ち。

お昼前に主治医に呼ばれると、「PCV14.7%ですね。今日は輸血しましょう。それでも溶血のスピードは日平均-0.18%くらいで緩んでいるから、セルセプトを休薬してみましょうか・・・」

(ハテ、-0.18%じゃ前回より速くないか??)

その場で提示された結果シートはCBCのみだったため、「生化学検査の方は?」と訊ねたら、「取り急ぎ輸血をするかどうかだけ決めるためにCBCを先にやりました。他もやってますので追ってお知らせします」と。

先生:「で、セルセプト、切る方向でよろしいですね?」

ママ:「B細胞の抑制が外れてしまうこともありますよね・・・」

先生:「そうだね。でも輸血で持ち上げてゆとりができる今がチャンスでしょう。ステロイドがB細胞を抑えてくれるということもあるし・・・」

ママ:「プログラフはもう増やせませんよね?」

先生:「今回肝臓が良好だからそれも考えてみてもいいけど、まずは一つずつです。一度にあれこれだと何が影響してるか判別ができなくなるから。とにかく、先ずは輸血しましょう」

ママ:「2巡目ですね・・・」

先生:「そうですね~大丈夫でしょう・・・」

ママ:「午後、ギュスターヴをかかりつけに連れて行くので、迎えは6時過ぎになりますけど・・・」

先生:「了解しました」

      ******

というわけで、ものすご~く嫌がって抵抗するオードリーを預け、病院を後にしました。

いったん家に戻ってギュスを収納、お昼を食べて一休み。世田谷のかかりつけ病院は4時からなので、3時くらいに家を出ました。(ギュスの話はまた別途!)

夕方の診療開始の少し前に着いて、1番に診て貰い、5時15分に世田谷の病院を出て、その足で大学病院に取って返したものの、夕方の帰宅ラッシュに重なり時間がかかって、到着したら7時近くなっていました。

すぐに先生が出てきて、昼間結果待ちだった化学生検も含めた検査結果と輸血後のCBCの結果のシートを差し出して、話が始まりました。

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最初見せられたときはHCTが訂正されていなくて、30%を超えていたので、ママ、思わず、「え~今回すごく上がりましたね!16%も上がったの初めてじゃないですか?」って喜んだら、先生も、「実は、ムサシという供血犬がまだ残っていて、クロスマッチが適合したのでムサシから輸血しました。今日は2巡目じゃなかったんですよ。で、この犬はとっても“いい血”なんですよ~」なんて話していたところへ研修医がやってきて、「あのぉ~PCV26%です」と。

昼間とは検査機器が違うし、検査結果の算出方法も違うのですが、なんか計算間違いしてたような・・・それでもPCVは26%、Hgbも8.8 g/dl まで上がって、ピンク色(!)のオードリーが元気に戻ってきました。

ここからは昼間の話の続きで、結局セルセプト休薬が決定。

次回の受診日を1週間後にするか2週間後にするかで少々問答をして、PCVが26%まで上がったので、万が一セルセプトを切った影響が出ても2週間は大丈夫だろう(もしもの時はいつでも対応してくれるそうな...)ということで、次回は10月2日となりました。

帰り際に、先生、「なんだかんだで前回の輸血から2ヶ月もったんだね~プログラフ効いてるのかなぁ~」ですって。

確かにプログラフは効いていると思うけど・・・その前のhIVIGも、今回はPCVが上がらないまでも、一応溶血が止まったし・・・なんだかんだで夏を乗り切ったね、オードリー。

でも、ママは少々心配なんだよね。

プログラフを0.1mg/日で再開した8月24日からの1週間は、PCVが日平均0.3%低下、倍増して0.2mg/日となった8月31日から9月7日の1週間のPCVは日平均0.13%低下と、確かに溶血スピードが緩む傾向だったけど・・・

9月8日から今回までの11日間のPCVは、日平均0.18%低下で、若干ながら溶血スピードが速まっているのです。

しかも、前回、前々回は、網赤が1.28%だったのに、今回1.8%と上がっていました。

赤血球の総数が少ないから数では大差ないけど、それでも造血が気持ち増えているのにPCVが落ちているわけで、これってどうなんでしょう? T-Bilも0.02から0.04に微増です。

その辺の懸念を口にしてみたら、先生、「う~ん、やっぱりどこかで壊れてるんだろうねぇ~でも今を逃したら減薬のチャンスは無いかもしれないので、セルセプト止めてみましょう」と繰り返すのでした。

運を天に任せる、じゃなくて、オードリーの生きようとする力に期待しましょう。

      ******

この日は猫の目天気で、晴れたかと思ったらザーッと降りだし、降るとけっこうなザーザー降りという泣きたくなるような天気でしたが、なんとかギュスを濡らすことなく収納完了。

「東京に戻ったら秋刀魚の塩焼きっ!」と思っていたのに(山だと魚焼きグリルがイマイチなんですぅ~^^;)、買い物に寄れなくて、翌日、やっとサンマにありついた2匹と1名でした。(*^_^*)

「やっぱり塩焼きよねぇ~(^^♪」
「塩抜きじゃね。。(・_・? 」
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オードリーの貧血 : だから言ったじゃないの。。 [病気]

先週の土曜から山に来ています。

金曜にオードリーの大学病院を受診、次回が11日後になったため、ギュスのお肌に黄色信号が点滅していたこともあり、ママ的には結構しんどかったのですが、頑張って東京の家を大掃除して閉めてきました。

なんたって、まだまだ残暑厳しいので、1週間の滞在でもキッチリ始末してこないと、次回帰宅した時が不安ですからね~例のごとく、生ゴミだの、洗濯物だの、フードプロセッサーから無線LANのエアステーションまで、大荷物積んで“民族の大移動”でした。(^^ゞ

で、山に来たとたん、ギュスターヴの左前脚に少々問題が起きたり(詳細は改めてアップします)、久々の蟻の大群の侵入騒動があったりで、なかなかアップすることができなかった9月7日の“通院日誌”をアップします!

      ******

8月31日にプログラフを倍増したので、1週間のインターバルでの受診でした。

その間のオードリーはというと、見た目ほぼ横ばいという感じでしたので、PCVは16%台、輸血するのか微妙かも~みたいな状態でした。

10時半の予約でしたが、けっこう混んでいて、予備問診に呼ばれたのは11時近かったかな。。貧血の方は分からないけれど、全般的な体調としては横ばいで推移してるみたいです、と報告してオードリーは採血エリアへ。

10分くらいで戻ってきて、結果待ち。思ったより早く12時くらいに先生に呼ばれました。

「PCV16.7%です。プログラフ、効いてるみたいですね~輸血、どうします?」

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「1週間で-0.9%ということは・・・来週(14日)は休診でしたよね・・・一番早くて18日ですね~今のペースなら-1.5%くらいということで、15%前後でしょうか?」

「そうだねぇ、輸血ラインギリギリだけど、15%割ったからといってすぐにどうこうと言う訳じゃないから。輸血すると網赤も落ちるしね。ここは我慢してみましょうか?」

「了解。それで、プログラフをこれ以上増やすのは危険ですか?肝機能は?」

「それが、肝機能はさらに改善傾向なんですよ。でもこれ以上増やすのは怖いなぁ。。」

というわけで、プログラフを再開してから、溶血のスピードが緩んできているので、ここは輸血を保留してもう少し頑張ることになりました。

だから言ったじゃないの~♪ ではないけれど・・・

オードリーの場合は、やっぱりタクロリムス(=プログラフ)が効くみたいです。同じカルシニューリン・インヒビターだからといっても、シクロスポリン(=アトピカ)じゃダメなんですよね。似て非なるもの?!

しかし、溶血が止まった4月の時は1mg/日投与していたわけで、0.2mg/日ではち~と足りないような気がするんですけど・・・肝機能も落ち着いているのだから、できればもう0.05mg/日くらい増やしてみたいところです。

ま、0.25mgなんていったら、調剤するのがとても大変だから、研修医からブーイングがでちゃうかもしれません。

だってね、今処方されているプログラフ、0.2mgの散剤なんですが・・・

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再開当初の0.1mg/日の時は、病院で分包にしてくれました。

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クシャミなんかしようものなら、たちどころに雲散霧消してしまう分量です。

研修医に「薬を出すとき袋の隅っこに残っていないかよく見ないといけないんですよね~」なんて言われたので、毎回、袋を分解してしっかり確認しています。

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そんなわけですから、0.05mg増やすなんて、考えられない??

ということで、投薬内容は据え置きのまま輸血を保留して、次回は9月18日です。日帰りは厳しいかな・・・輸血すればいいけど、PCV15%(Hgbは 5 g/dl 切るかも!)で山から往復通院は辛いよね。

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山に来てからのオードリーは、粘膜の血色や散歩のときの呼吸の乱れはPCV相応ながら、全体としては調子が良さそうだったのですが、昨日の夕方くらいから少々ヘバってきています。

う~ん、3連休明けの受診では15%切るかなぁ? 4月のデータによると、免疫抑制が効いて溶血が止まる一方で、網赤が落ちるようなんです。だから、溶血のスピードが落ちてる割には赤血球が増えない?みたいな。そしたら輸血だよね。2巡目かぁ~(/_;)

でも、もしも15.5%とかのメチャメチャ微妙な数値で、また輸血保留になったら、それはそれで辛いものがあるし・・・

15~6%で頑張ってると、どうしたって体調維持が難しくなってくるから、そうすると薬の効きも悪くなるんですよね。やっぱり1回輸血してもらう方がいいのかな??

「オードリー、ここが正念場だね。ママ、何ができる?」
「美味しいもの作ってくれると嬉しいかも。。」
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イヌのゲノムは? [つぶやき]

DNA研究の国際プロジェクト“ENCODE”がDNAスイッチ(機能)の解析に成功したというニュースを読んだ。これまでもずっと関心のあった分野だけに、ちょっとテンション[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]で記事をチェックしたオーママ、「やっぱり~!」みたいな感想をもったので、思わずブログのトピックにしてしまった。(^^ゞ

興味のある方は記事をご一読くださいませ。

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この記事だけでは明らかになった事項の全貌について知ることは出来ないものの、ママ的に注目したのは記事の中の以下の部分。 

『これまで何の関係もないと思われていた、ぜんそくや全身性エリテマトーデス(紅斑性狼瘡)、多発性硬化症の間にも、免疫システムを調整するある特定の遺伝子調節タンパクを通じ、その関連性が明らかになった。

同研究により、多くの疾病は遺伝子そのものの変化ではなく、「いつ、どこで、どのように遺伝子上のスイッチがオン、オフになるか」に起因することがわかった。』

自己免疫疾患と付き合ってきた一個人としての実感が裏付けられたような気がしています。

研究がもっともっと進んで、一度入ってしまった病気のスイッチを元に戻せるようになったら素敵です。色んな病気が治るよね~(^^♪ いつ頃実現するんだろう? まぁ、オーママが生きてるうちは無理かもね。でも、いつの日か、必ず実現して欲しいです。

ところで、イヌのゲノムの働きは研究されていないのかな? オードリーみたいな病気を治せるようになるんじゃない??

      ******

東京に帰ってきて以来、エアコン浸け生活のせいか、すこぶる調子の悪いオーママ、昨日今日とダウン気味ですが、オードリーのリクエストに応えて、なんとか早朝散歩だけは行っております。

6時にリビングに降りてくると、ギュスはまだ夢の中?

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ママがボチボチ散歩の支度を始めると、オードリーは2階から降りてきて玄関でスタンバイ。

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オードリーに首輪を着けていると、ギュスがやっと迷惑そうに起きてくるので、「行かないなら留守番しててもいいよ~」と声をかけるのですが、そうすると、「オイラも行くぅ~」って玄関にやってきます。

で、今ではすっかり同じペースになった2匹を連れて、町内の小さな公園を2~3ヶ所巡って来るのですが、同じ時間かけているのに、徐々に歩く距離が短縮されてきています。今日現在、30分で1.5キロくらいです。(明日輸血したら、また歩行距離伸びるかな??)

その場足踏みみたいなゆっくりゆっくりのお散歩ですけど、オードリーはけっこう楽しそうです。[るんるん][るんるん]

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でね、いい気分で散歩から戻ったら、門扉のところで巨大(?)蜘蛛と遭遇!足まで入れると6~7cmはありました。どこから来たのかな? 今まで見たことないんだけど外来種じゃないの??

ギュスが鼻先を近づけたら、それまで折りたたんでいた足を伸ばして威嚇するようなポーズを取っていました。キャ~怖っ。

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それから、今週の月曜に、ギュスターヴのグラチャンの証書と一緒に新しい血統書が届きました。実は留守中に配達されていて、不在表が入っていました。書留ではなかったのに、何でだろう? とにかく、帰宅しているときでよかったです。

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さ~て、9月、本来ならシーズン開幕ですけど、今季はどうなりますことか・・・当面の目標はオビ2なんですが、ちっとも練習していません。山に戻ったら練習再開できるかな?

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オードリーの貧血 : 発症から1年 [病気]

先週木曜から東京に戻っています。金曜がオードリーの受診日だったこと、今週はオーママの通院があること、そして“オーギュス号”の車検も、というわけで、たぶん今週いっぱいは東京です。

いやぁ~暑いです!![晴れ][ちっ(怒った顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

ちょこちょこ日帰りで来ていたから覚悟はしてましたが、冷房の利いた車と病院で過ごすのとは訳が違いますね。山との温度差10度くらいあります。ギュスならずとも、引きこもりたい気分です。

そして、昨日今日は天気が不安定で雨模様[雨][雷]、陽射しが少ない分気温は低いのですが、湿度が高くて、降るとけっこうザーっと降るため窓も思いっきり開けられず、結局エアコン浸けの毎日でして、ママ、少々体調不良です。

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そして、そして、昨日から9月がスタート!

かかりつけの動物病院でオードリーの貧血が発覚、おそらく免疫介在性の溶血性貧血、しかも再生が上手くいっていないようだと告げられたのが、去年の9月4日でした。

1週間後には免疫介在性の溶血性貧血と診断が下り、麻布大学病院を受診することになったのでした。

未だに1年後生存率が50%とも言われる(非再生性の)免疫介在性溶血性貧血ということだけでもショックだったのに、大学病院での骨髄検査でほとんど造血像が見られない状態(=ドライタップ)で、病理検査の結果、続発性の骨髄線維症も併発していると確定診断が下ったのが9月の下旬。

骨髄線維症については、半年から1年頑張れればなんとか・・・みたいな説明をされ、溶血性貧血も今では10年前と比べたら随分色んな薬が使われているから頑張って治療しましょう!というお話で、ママも「頑張りますっ!!!」と答えたものの、心のどこかでは「3ヶ月もつかどうか・・・年が越せるだろうか・・・」みたいな気持ちもありました。

なにせ病気の犬なんて間近で見たことがなかったので、毎日毎日苦しそうにパンティングを続けるオードリーを目の前にして、何度、「もうダメなんじゃないの?」と思ったことでしょう。

本格的に治療が始まると、今度はほとんどの薬に反応せず、一方で副作用だけが現れてきて、もう使える薬も出尽くし、後は輸血に頼りながらオードリーの生命力に期待するしかないという状況が続きましたが・・・

なんと、予想に反して(?!)、オードリー、“発病1周年”を迎えてしまいました。\(◎_◎)/!

病気が発覚した当初は、それまでのスーパーアクティヴ犬から座敷犬へと生活が一変したことで、「オードリーらしい暮らしができなくなっても生きてさえいれば幸せなのか?」って散々悩んだものの(今でも人間的視点で考えたら、オードリーにとって“座敷犬生活”はどうなの?みたいな思いはあるけど...)、犬は、人間みたいに、昨日までできたことが出来なくなって悲しいとか、このまま治療が上手く行かなかったらどうなるんだろうなんて考えないし、少々自信は無くしても、その時々の日常を受け入れて、楽しく暮らしていけると知ったから、それだったら、オードリーがニコニコ過ごしていられる限りは付き合って行こうと意を新たにする昨今です。

しかし、治療費のことを考えると、頭が痛いというのも現実です。

今まで書こう書こうと思いつつ、なんとな~く書きそびれていたので、1年という節目でもあるし、サラッと記録しておきますね。(このところ“溶血性貧血”や“輸血”、“ガンマグロブリン療法”というキーワードで検索してくる方が増えているのですが、“費用”というキーワードも多いので...)

まず、すご~く大雑把にいってしまうと、かかりつけでの初期の検査&処置も含めて、1年間の治療費総額は約200万円といったところです。

大学病院では、薬代が一番かかってます。投薬内容によって変動があるものの、1ヶ月あたり10万前後でしょうか(研究費扱いで無償で提供されているものもあります!)。

輸血が1回あたり諸検査含めて5万弱、ガンマグロブリン静注は1泊入院費用と血栓予防処置などを含めて1回10万弱、この他に、受診のたびに再診料・調剤料・血液検査で1万ちょっと、そして、特殊検査やら、全身麻酔の必要な検査&処置の麻酔費用などです。

処置や検査は体重には関係ないようですが、薬(含む、ガンマグロブリン)と麻酔は体重に依存します。20キロ内外での費用です。

病気が発覚する直前、「そろそろオードリーも保険に加入しようか~」なんて言っていた矢先の発病でしたので、全額自己負担です。ま、保険に入っていたとしても、1日当たりのカバー総額は2万円×保険負担率(ギュスターヴの場合だと90%!)ですから、薬を4~5日分ずつに分けてもらうとか、検査も二日に分けてしてもらうなどの配慮をしてもらわないと(かかりつけは相談にのってくれますが、大学病院はどうなんでしょう?)追いつきませんね。それに、“輸血処置”というような分割できない項目はどうしようもありません。

というわけで、月々にすると15万円以上の病院代がかかっています。

腫瘍の抗がん剤治療や放射線治療も大変だと思いますけど、難治性で長期化する疾病の場合は、治療を継続するのが本当に大変です。

特に大型・超大型犬の場合、半端ではない医療費がず~っとかかるわけでして・・・

去年の11月頃、海外の文献を調べていて、オードリーより遥かに治療成績の良い症例でも半年くらいで“安楽死”というケースが多いのを不思議に思って主治医にたずねてみたら、欧米では金銭的な理由で(必ずしも払えないということではなくて、犬にどこまで費やすかという線引き?)治療を諦めるのは珍しいことではないし、オードリーのような状況で治療を続行する飼い主はまず居ないでしょう、みたいな返事が返ってきました。

たしかに、人間でも経済的な理由から最善の治療を受け続けることが困難なケースが少なくないわけで、最近もテレビで社会問題としてクローズアップされている番組を見ましたし、“犬ごときに”という考え方もあることでしょう。でも、動物も家族なんだから、できる限りのことはしたい、というのが“日本の実情”ではないでしょうか?

それにしても、治療費だけではありません。通院の交通費、日常の雑貨や食餌も、健康なときとは違ってきます。お金をかけずに手間をかける努力をするにしろ、長期戦になると、それはそれは大変です。オードリーサイズでこれですから、ギュスサイズだったらどうなるんでしょう?(思考停止!)

ここまで書いてきて、「費用が治療継続か否かの基準になるのは致し方ないことですよ」と仰った訓練士さんの言葉を思い出しました。オードリーが生き長らえてくれるのはもちろん嬉しいことです。でも、最後の最後まで“治療”という形で支え続けられるのかどうかは分かりません。我が家が“経済破綻”する前に、なんとか復活してくれますように。

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さて、1周年ということで前置きが長~くなってしまいましたが、8月31日の通院日誌です。

前回8月24日の受診後のオードリーはといいますと・・・

可もなく不可もない状態というか、散歩や食事はそれなりですが、動きがだいぶ少なくなって、28日から29日にかけての夜中は久々のパンティングが続き、起きたら粘膜やらお腹やら真っ白け。下痢Pにもなって、「う~ん、プログラフの影響が出てきてるのかな?」と心配になったものの、夕方くらいから少し元気復活。30~31日はなにやら血色もほんのりピンク色が戻ってきていい感じ?

ママの感触では、PCVは日平均0.3%の緩やかな低下という感じでした。

なので、できれば受診を1週間遅らせて体力温存したいかも~みたいな気持ちもあったのですが、水曜に先生から電話があって、24日に検査した項目(後述)の結果説明をされ、その件もあるし、輸血になると思うから予定どおり受診するようにと言われました。

輸血ねぇ・・・でも見た目“日平均0.3%(=1週間で2.1%の低下)”だから17%台をキープしていると思うし、そしたら是が非でも1週間延ばしてもらおうと心に決めて受診したのです。

で、いつものように問診、採血、結果待ち。

11時半くらいに結果が出て呼ばれました。

「PCV下がってますね~17.6%なので輸血しましょう」と先生。

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でも、オーママ、上記のとおり決心(笑)していたので、予想通りの数値だったこともあって、供血犬が2巡目に入る輸血をなんとか先送りしようと、一生懸命プッシュしました。

ママ:「昨日今日となんだか調子が上がってきているんですよ!血色も僅かながら戻ってきているし・・・」

先生:「う~ん、プログラフ再開して1週間だし、もしかすると効き始めてるということもあるなぁ~」

ママ:「肝機能の方はどうなってますか?」

先生:「それが思った以上に好転してるんですよ!」

ママ:「プログラフ増やせそうですか?」

先生:「そうだね、増やしてみようか。それで1週間様子みてみるというのも手だね。今日は山には戻らないのですね?だったら急変してもすぐ来れるし、いいでしょう。輸血は保留にしましょう!」 

更に続けて、先生:「それから電話でお知らせした先日の細胞診の結果についてですが、病理の先生が海外出張中で病理所見が書類にまとまってないんですけど、髄外造血だということは間違いありません。極めて異例のケースなんですよね~」

ママ:「私が読んだ文献では、人間の場合ですが、髄外造血のうち0.4%が皮膚で起きてるという報告もありましたけど・・・」

先生:「その数字はどうかなぁ~滅多にないよ。犬では見た事ないです。まぁ放置しても当面問題はないけど、傷ついたり破裂して出血となると危険だから、もっと大きくなってあちこち当たるようなら切除した方がいいと思います。それにしても、なんで皮膚なんだぁ~骨髄で造れないのかね、オーちゃん?」

ママ:「脾臓や肝臓に腫脹がないということは、そっちでは造血していないんでしょうか?」

先生:「いや、そっちでも造ってると思うけどね・・・」

ママ:「皮膚でできた血液が足しになることはないんですか?」

先生:「血流に入っていけば多少は足しになるだろうけど・・・それにしても、いじましい努力だね。そこまでしても造血しなきゃと頑張ってるんだから。オードリーの生命力に期待するしかないねぇ~」

というわけで、はい、オードリー、なんと皮下で髄外造血をしているそうです。

通常、血液は骨髄で造られますが、骨髄線維症では骨髄で造血できない、もしくは造血(赤芽球)はできても成長する前に溶血が起きて末梢血に流れていく段階(網状赤血球)にまで至らないため、代替として脾臓や肝臓で造血するのは稀ではないそうです。

結果、脾臓や肝臓が腫れてしまうのですが、オードリーはエコーやX線診断では腫脹はみられず、髄外造血が起きているかは不明でした。

が、発症以来、身体のあちこちにしこりがボコボコできて、大部分は脂肪ですけど、そのうちのいくつかが黒ずんできて、大きな(うずら豆大の)血豆のような感じになってきたため検査したのでした。

そしたら、なんと、造血像が確認され、“皮膚での髄外造血”という極めて稀なケースだと判明したわけです。

でも、たぶんこの血は役に立たないみたいで、しかも、大きくなったら切除しないと、というではありませんか! オードリー、アンタの生きようとする努力は認めるから、もっと有益な造血をしてくれませんか??

なんだか話があっちゃこっちゃになってしまいました。

要は、溶血は緩やかに進んでいて、でも肝機能が引き続き良好な状態を保っているのでプログラフを増量(0.1mg/日→0.2mg/日)、輸血は保留で1週間様子を見ることになりました。

次回は9月7日、やはり輸血を想定して午前中(10時半)の予約です。

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東京に戻って、山との温度差に参るかと思いきや、オードリー、まぁまぁ元気にしています。早朝散歩で、蒸し暑い中30分ほど歩いてもさほど苦しそうではないし、ご飯の支度をしていると、台所に来てピーピー催促がうるさいったらありません。

1年前の今時分、PCV・Hgb値は今と同じくらいで、網赤は0.1とか0.2%でした。数値的にはほとんど同じだったわけですが(低下速度は速かったけど...)、ステロイドの大量投与のせいか、見た目はもっともっと苦しそうでした。

貧血状態に慣れたとはいえ、こんな状態でも“普通”に暮らすオードリーをみるにつけ、今後の治療について、ますます悩まずにいられませんけど、生きようとしているオードリーを前にしたら諦める訳にはいきません。(ガンバラナクチャ。。)

この週末はどう見ても先週より元気そうなんですけど・・・金曜には今年初の秋刀魚なんかも食べちゃったのに、お腹も平気だったし・・・プログラフ、効いてくれるといいなぁ~副作用無しで!

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最後に、サンマ食べてる姿も貼っちゃおうかな。(^_^;)


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